トップページ天然ガスとは
天然ガスは、太古、動物や植物が海の底に沈み、泥の中に埋もれているうちに、地熱や大きな圧力を受けて、徐々に分解してできたものといわれており、メタンを主成分とする熱量の高いエネルギーです。
産地でマイナス162℃に冷却して液化された天然ガスは、LNG(Liquefied Natural Gas)と呼ばれ、ガス体のときの600分の1の体積になるという、輸送・貯蔵の面でもすぐれた特性を持っています。
また天然ガスは、生ガス中毒の原因となる一酸化炭素を含んでいませんし、液化の過程で、硫黄分などの不純物も取り除かれていますので、極めてクリーンで安全なエネルギーといえます。
メタンを主成分とする天然ガスは、不純物をほとんど含まないきれいなエネルギーです。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)や光化学スモッグなどの原因となる窒素酸化物(NOx)の排出が少なく、さらに酸性雨や大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)を全く排出しないクリーン性が大きな特長です。
天然ガスの埋蔵量は、全世界で約208兆m³(2011年現在)が確認されています。
可採年数(確認埋蔵量÷年間生産量)は約64年と、石油に比べて長く、しかも新しいガス田が次々と発見されています。
中東地域に偏在している石油とは異なり、産出国も世界各地に広く分布しています。
また、天然ガスの輸入は、長期契約に基づき、液化から輸送・受け入れまで一貫したプロジェクトとして進められるので、
将来にわたり安定確保が可能です。