1976年1月に三井コークス工業株式会社が生産するCOG（コークス炉ガス）が送気され、都市ガス用原料としての卸供給が開始された。その後情勢の変化に伴い、供給ガスの成分は次の通り転換されることとなった。 三井コークス工業株式会社が、コークスの生産を停止することとなったため、同社は代替としてICI設備による液化石油ガス（LPG）を原料とするICIガス（液化石油変性ガス）を製造し、1979年5月から供給を開始した。 石油依存からの脱却という国の方針を踏まえ、都市ガス用原料がLNGに転換される中、大牟田、熊本地区は立地上および港湾の状況からLNG輸送が困難であった。そこで三井鉱山化成株式会社はICI設備に代えて、同じ液化石油ガスを原料とするSNG製造設備を建設し、2001年10月に、ICIガスに変えてSNG（代替天然ガス）供給を開始した。COGからICIガスへの転換ICIガスからSNGへの転換COG工場ICI工場SNG工場161.2.供給ガス成分の変遷05
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