20231129九州ガス圧送株式会社【50年のあゆみ】
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①②③9 大牟田〜熊本間のガス導管敷設工事は、1974年4月に着工となり、翌年の1975年12月に完成した。約1年8ヶ月という短期間で完成したが、当社の20年誌に当時の苦労を偲ぶ次のような文章が、元社長である小竹氏により残されている。私と圧送社の関係は、1972年6月三井鉱山社三池鉱業所総務課長から三井コークス工業社へ移り、当時計画立案が進められていた大牟田〜熊本間ガス輸送導管建設プランに、作成時から従事することになった。これは地元交渉、熊本県北部地区の事情が多少わかるとの理由によるものと思われた。しかしガス導管の知識は皆無であり、資料をたよりに帝国石油の新潟〜東京ライン(延長302km、径300mm)では道路に埋設が原則、民有地使用は避けること、迂回してでも交通量の少ない砂利道を国道でなく地方道を選ぶことなどが指針とされ、これを導管ルート探索の目安とした。導管建設工事は、同僚数名とともに5万分の1の地形図をたよりに熊本市内西部ガス工場に西からの有明海側か、北からの北部町側か、現地踏査に取り組むことからスタートした。導管建設工事導管建設工事大牟田・熊本間 ガス導管の建設03

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